うちな～Life

名前を書き、住所を書き、ユタが言い始めた・・・・
ミーグゥスーがいるね。（新しい仏）
ユタの目が見る見るうちに充血していく。
頭を押さえだした。義母と同じ痛みが来ているようだった。

私にのかっている。このおばーちゃん、すごい形相で怒っている。「わんびかんはじかかてぃー」って言っているけどなにしたの？すごく怒っているよ。この人成仏してないよ

義母も私も鳥肌が一気にたった。
ユタが言った言葉がおばーちゃんの言い方にそっくりだったから・・・・。
義母は目がウルウルだった。恐いのもあったし、一生懸命やったのになんでこんな風になっているの。
と、言う思いでいっぱいになったんだろう。


なんで成仏できなかったのか、義母とユタであれやこれや話している。
私は横で興味深々になりながら聞いていた。

沖縄には昔ながらの伝統などが沢山ある。
私も只今勉強中だが奥が深すぎて覚えきれるか？！この小さい脳みそでって思うぐらいだ！

沖縄だけなのか？４９日が終わるまでは亡くなった仏は家にずっといるらしい。
そして４９日が終わった翌日にお墓に魂が戻る。

ユタがいきなり！それだ！それが問題で成仏できてない。おばーちゃんはずっとお墓の前で立っている。

それだ！と声を上げた内容は「トゥドゥミ」を４９日の最中にお坊さんがやってしまった
ことに問題だったらしい。
「トゥドゥミ」とは。４９日が終わった翌日にお墓の扉を閉めるおきょうなのか？！なんなのか？
をするらしい。

でもうちの場合は、お坊さんの勝手な判断でトゥドゥミを先にやってしまって、お墓の扉を
閉めたらしくて、４９日が終わった翌日おばーちゃんがお墓に入ろうとしたら扉が閉められていて
入れなく、ずっとお墓の前で立っていたのだと言っていた。


亡くなった人は４９日までいてお線香をあげにきてくれた人を見ているんだって。

とりあえず原因が分かったらあとは何をすればいいか・・・・
そこから私も交えて３人で相談し始める。

ユタをお墓に連れて行き、おばーちゃんの魂をお墓に入れてあげる作業をする。
また重箱も作り、屋敷の拝みもして・・・・・。
そして最終的に「トゥドゥミ」をして終了。

よし！先が見えて来たぞ！なんだか嬉しくなるのもおかしいけど・・・・嬉しくなった

そして、ユタが・・・・
おかあさんに、ついているおばーの霊を取り除こうね
と、言いながら、肩から背中首筋をもみほぐし、目をつぶってなにやら唱えてるのか？念を入れているのか
しばらくそれをやっていた。

これを読んでいる人は信じないかもしれないけど、義母の顔が一気に明るくなった。
血の気が戻った感じで、さっきまで痛かったのが嘘のようになくなったと喜んでいる義母。

もう大丈夫！後は家に買えって、お茶とお菓子をお供えしてきちんとおばーちゃんに謝ってね！そして、１２月２４日にもう一度トゥドゥミをやるからそれまで我慢しててね！って、いいなさいね。

帰りの車では義母は私に何度も何度もありがと！ありがと！と言ってくれた。
ないちゃーのビータンが沖縄のユタを信じてくれてたおかげで私は救われた。
本当にありがとう！１２月２４日が楽しみだよ。

そんなに感謝してくるなんて・・・・私もユタに関しては半信半疑なところはある。
だって、見えないものだから・・・・
でもね、実はね・・・・私ね、ずーっと義母にも小姑にも言ってたの。


おばーが亡くなってからおばーちゃんの夢を３回見た。
その度に、自分は成仏してないんだよ！って私に言うの。
３回目に見た時は、ユタの家に行った後で・・・・・
オバーちゃんはこう言ってた。

私は成仏してないけど、もうすぐ成仏できる。晴れているけど小雨が降った日に成仏するんだよ！って
言った。

１２月２４日ユタに来てもらいおばあちゃん供養が始まった。その日はね晴れているけど、ちょっと
だけ小雨が降った日だった。
不思議でしょ。偶然かな？こんな事もあるんだな～って思った1日でした。

この話をユタにした。
そしたら、おばーちゃんと私が同じ干支なのも関係してるかもね。


沖縄には「ユタ」「さんじんそう」「千里眼」と色々役目が違う霊能力がある。
以前に前世など、今生きている人の魂の叫びを聞いてくれる不思議な力もある。
なかなか信じがたいものだけど、でも本当にすごいよ。

沖縄って本当に深い。でもそれを一つ一つゆっくり受け入れていこうと思う。

注意！でもね、なんちゃってユタも多いから気をつけたほうがいいですよ！
これから見てもらう人ね！

さて、晩御飯の支度でも始めるかな