うちな～Life

私はこの前、小児癌の子が最後に残した言葉を聞きに行った。

それはかなり衝撃的なもので、言葉を出す前に涙が溢れて来た。

小児癌の子の夢も聞いた。
それは、我が息子達が当たり前のように生活している事があの子達の夢となる。

最後の言葉・・・・・。
お父さん、お母さん、僕がいなくなっても、ケンカしちゃだめだよ。二人仲良く頑張ってね・・・・。
その子は、病院に向かう途中の中、意識がもうろうとしながら言った言葉と紹介されていた。

夢・・・・。
家に帰って、家族でご飯食べたいな。テレビ観ながらお家でゆっくりしたい。学校に行って野球がしたい。夏になったら海に行ったり山でキャンプしたり、思いっきり外で遊びたい。お父さんとお母さんの間で寝たい。

私の息子達が毎日行ってるごく普通の生活。
けして贅沢な夢ではない。

今日はなんでこんな事を言い出したかと言うと、私の両親も癌になった。
そしてこの前紹介した友人も白血病で亡くなった。
タツボーの同級生のお母さんも乳がんで、一昨年他界した。
親戚の叔母が、乳がんで切除した。
もう一人の叔母も、大腸がんと胃がんをやった。


私の周りはどんどん癌におかされてる。
私は、自分もなるだろうなって思った。だって両親がなっているんだもの。
だから私は、癌保険に入った。
子供達にお金の事で心配させたくなかったから・・・・。
その話を母にしたら、
それって、なんか違うんじゃない？病気で弱った母親をみるより、お金で問題が解決するなら子供はそっちをとると思うよ。保険に入る事はいい事だけど、なんで病気になるか原因追求をした方がいいわよね。

そうなのである。
私は何か勘違いをしてた。
癌になった時の為の用意しかしてなかった。
癌にならないための知識を全然調べようとも見ようとしなかった。

だから本を買って見た。
講演会を聞くようになった。
有名ジャーナリストが語る報道では語れない真実を聞きに行った。

恐いと思った。この国はどうなってるの？とまで思った。
アスベストなみの恐ろしさが、普通にスーパーで販売されている事を知った。
子供達が食べているお菓子にも沢山入ってる事を知った。

誰かに伝えたいと思った。
でも、いつもおちゃらけてる私がいきなり真面目な話をしても
どっかに頭でもぶつけたの？としか言われない。
だから、まずは自分の家族を守ろうと思った。
そして、両親、兄弟、親戚、親友。
みんな知恵はある。私が話す半分は知っている。
知っているが、みんな目隠しをしながら使ったり、食べたりしている。

私は、自分の両親が癌になったから、自分もなるだろうと、少し投げやりな
考え方をしてた。
でも考えみると、私がなるイコール私の子供まで・・・・って考えたらやっぱり
黙って、病気になるのを待つ事なんて出来ないと思った。
母親は子供を守らなければならない。

それは、学校で友達とケンカをしたから・・・・怪我をしないように・・・・ではない。
ケンカは思いっきりさせればいい、社会に出た時にきっとやくにたつだろう。
怪我を沢山すればいい、怪我をすることによって、怪我をしない知識がどんどん体で覚えるから。
でも、病気は違う。
病気をさせないように、母親は知識を入れなければならないと思った。

私は、これらを飲み込むのに、３ｶ月かかった。
今、ひと段落をし、じゃ、私は、何をすればいいのか？と考えている。

癌にかかった子は、息を引取る寸前まで、両親の事を心配していたと聞いた。
私は、涙が止まらなかった。

ここまで私が調べるまでに、色んな先入観、大きな壁があった。
でもそれを乗り越えた結果、こんなにもすごい現実があったのかと思うほどの
ことを知れた。

今、自分が何をすればいいか、よく分からなかったりするが、自分が歩みたい道が見えてきた気が
した。

　　　　　　　　

私は、この子達の笑顔をずっと見ていたい。
我が息子と共に成長する子供達も見守ってあげたいと思った。
日本の国は変えられないが、自分の身の回りの人たちを守ることぐらいは自分できるのでは
ないかと、最近は思う。
でも一人じゃできない。人の心はかたいから。
まさか～って言って信じてくれない人も沢山いるだろう。
でも、まさかと思う事が当たり前のように、出回ってる恐ろしさを知って欲しいと思った。